知っているようで知らないハワイアンフラ

ハワイの伝統的で神聖な踊りであるフラは、世界一美しい踊りとも言われています。私たち日本人には、最も馴染みの深いポリネシアン文化と言えます。そんなフラを今日は紐解いていきます。


フラとは?

ハワイ語のHula”フラ”は、ハワイアンダンス、『踊り』を意味します。私たちが口にする「フラダンス」はフラもダンスも『踊り』を意味しますので、ダンス・ダンスとなってしまいます。ハワイ語では『Hula』フラと呼びます。フラにはダンス、演奏、詠唱、歌唱の全てが含まれており、1番から3番まで、それぞれ2回ずつというように、歌のコーラスを2回繰り返すのが一般的です。これは歌の内容がより相手に伝わり、理解を深めてもらうためとも言われています。


フラの歴史①

昔、ハワイ・ポリネシアには文字というものがありませんでした。太平洋の美しい島には明るい日差しと豊かな自然があり、その自然を神にたたえ、人々は暮らし、共存していました。文字を持たないハワイの人々が神への信仰の表現や体験、出来事を後世に伝える手段としてフラ『踊り』が広まりました。
古来フラは神に捧げる神聖な踊りでもありました。後世のように娯楽として踊られるものではなく、宗教儀式の一部だったそうです。


フラの歴史②

1820年にアメリカから来た宣教師は、自然を崇拝する精神を表したフラを、一神教であるキリストを脅かすものと断定し、禁止令を出させたのです。その後50年間もの間、姿を消していたフラですが、1874年にカラカウア王によって復活しました。その後西欧の影響を受けた歌を取り入れたフラ・クイが成立し、伝統的なフラ詠唱と西洋の影響を受けたボーカル曲であるフラ歌を峻別する動きがあり、詠唱を伴うダンスをフラ・カヒコ、歌をともなうダンスをフラ・アウアナと呼び分けるようになりました。


フラ・カヒコとフラ・アウアナ

フラ・カヒコは古典的なフラ、宗教的なフラです。使用される楽器はパフドラムやイプヘケ(ひょうたん)などの打楽器がメインとなります。一方フラ・アウアナは欧米の音楽を取り入れて創り出された新しい形式のフラです。機能和声システムに基づく詠唱と和音を出す事ができる楽器を使用してる点が古典形式の最大の差異であり特徴です。


日本のフラ

フラが日本で大々的に紹介されたのは、常磐ハワイアンセンターの開園時であると考えられています。日本では長い間フラ・アウアナしか知られていませんでしたが、1990年頃からフラ・カヒコへの注目が高まり現在ではフラ・アウアナとともにフラ・カヒコも実践されています。ハワイアンミュージックやハワイアンジュエリーなどとともに、若い世代にもフラが広まり、健康・美容への効果やダンスの奥深さ、楽しさなどから更に注目を集めています。習い事としてのフラから、精神に至る本格的なものまで、数多くのレッスンが開催されています。そんな奥深いフラを堪能してみませんか?

{ 大阪校 Instagram }